スキャン式読書法 with 8時間睡眠
私は今、ほとんどの本をデジタル形式で読んでいます。紙の本しかない場合も自動スキャナーでページをスキャンし、全文検索できるようにOCRを使ってデジタルファイルに変換しています。
ですから本を読む際にはたいてい、タブレット端末とタッチペンを使っています。最近読んだ約400 ページの『The Routledge Handbook of Epistemic Injustice(未邦訳)』でしたら、画面に同時に表示される左右の見開きページを私が読み取るのに2秒かかりますから2秒×200 回で400秒、つまりこの本を読み取る所要時間は10分以下です。ですから、性急に判断を下すことなく一気に200 ページ読むことは可能なのです。
まじかよcFQ2f7LRuLYP.icon
ポイントはやはり、頭の中で流れを止めないことです。流れを止めてしまったら読み取った内容を覚えておくことは私にもできず、記憶に残るのは私が流れを止めてしまった部分だけでしょう。
この読み方を練習する場合は、最初から分厚い本は選ばず、まずはA4 サイズの文章1枚くらいから始めることをお勧めします。
そして読み終えたらすぐに眠って、翌朝目覚めたら前日に読んだ内容を思い出してみましょう。
するといくつかのキーワードが自然に浮かんできて、頭の中でーつの構造が形成されます。人間は睡眠中に、短期記憶の中で印象深かったことや将来的に役立ちそうなものを長期記憶に書き込むからです。これが、脳が要点を仕分けるプロセスです。
ちょっとできんなcFQ2f7LRuLYP.icon
前者をしたあとに睡眠後構造が保存されているというのがちょっと信じがたい
なのでハードルを下げて前日の私がこそこそ書いたメモを頼りに思い出す作戦にする
という話をしたらnishio.iconさんにアドバイスをもらったcFQ2f7LRuLYP.icon
「できない」という反応は、暗黙に「読むとはどういうことか」に決めつけがある状態から生まれていると思う
「読む」の定義の違い